新卒で入社したアウトソーシング会社は、続けても30歳まで。やりがいはあるけれど、今以上の年収とキャリアは望めないと感じていたからです。それにいつかは生まれ育った長崎に戻りたいという思いもあったので、結婚・出産を目処に転職しようと漠然と考えていました。転職に向けて動き始めたのは、妻の出産を夏に控えた2022年のゴールデンウィーク。子育てをするならお互いの両親がいる長崎の方が安心できる、そう考えた私は情報収集のためにまず大手転職サイトへ登録することにしました。

数社からスカウトメールを貰い、面談したのが2社。そのうち1社がリクパーさんでした。子が産まれるまでは身動きが取れないので、半年ほど考えさせてほしいと前置きしてお話だけ聞かせてもらったと思います。時は過ぎ、涼しくなってきた秋ごろ、下﨑さんから改めてご連絡をいただきました。翌年の4月入社を考えていると伝えると「動き出しは少しでも早いほうがいい」とのことで、すぐに書類準備に取り掛かることになりました。私も下﨑さんにご連絡しようと思っていたので、ちょうどいいタイミングでご連絡をいただけて良かったです。春の面談の時点で、もう一社のコンサルタントからは長崎以外の求人も提案されましたが、下﨑さんは長崎に限定した詳しい転職情報をくださったということもあり、相談するときは絶対にリクパーさんにしようと決めていたんです。

転職する上で重視していたのは3つ。長崎でも高い技術力を持つ会社であること、将来的に安心できる収入があること、そして何より子育てしやすい環境や制度が整っているかどうか。下﨑さんに希望を伝えると、長崎県内のとある大手半導体メーカーが一番あっているのではないかとご提案を頂きました。偶然にも私自身、気になっていた会社でもありました。選考準備に取り掛かってからは、他社には目もくれず一途にその会社のことしか考えていなかったので、ご縁を頂けなかったらどうしようと少し不安はありました。でもまずは書類選考に合格しなければと自分に言い聞かせ、自身の経験・スキル・思いを伝えるために書類作成に全力を注ぎました。下﨑さんからは「より定量や実績ベースで記載を！」と同社への紹介実績や経験を元にした具体的なフィードバックをもらい、時間をかけて書類添削をして頂きました。

無事にデバイス開発・製品技術・解析技術の3部署から書類通過の連絡をいただき、ほっとしたのも束の間、次は面接が控えています。面接に向けて、下﨑さんから、過去応募者のフィードバックを元にした想定質問を共有いただき、面接対策を実施いただきました。面接の最後に必ず逆質問の時間があると聞いていたので、意欲を伝えるチャンスと、質問を10個近く考えて臨んだのを覚えています。結局、面接時間が押してしまいひとつも質問できませんでしたが（笑）。面接は各部の部長と人事、総勢5名の面接官を前に、1時間ほど、矢継ぎ早に質問をいただきました。途中、何度も鋭い質問が飛んできましたが、答えられたのは面接対策のおかげ。面接の二日後には製品技術部にて内定のご連絡を頂きました。自分の人生を見つめ直すという意味でも、面接対策の時間は大切だったと思います。

内定の連絡をいただいてから、前職の退職交渉と引継ぎを終えて、2023年4月に同社へ入社しました。収入も前職より上がり、下﨑さんから「成果で判断して、賞与で還元する社風」と聞いていたので、働く意欲にもなっています。未経験なので覚えることも多いですが、刺激の多い毎日を送っています。また重視していた子育て支援についても、かなり寛容な風土ですね。いい意味でギャップがありました。最初の面談で「慣れない土地での育児は大変だと思うから、心配なことがあれば休みを取ってください」と言ってもらえてほっとしましたし、実際に現場で働いていても同じ空気を感じます。妻と協力して育児をしたいと考える私にとっては、とてもありがたい環境です。

平日は妻に育児を任せてしまっている分、休日は子どもと過ごすことが多いです。長崎は公園がたくさんあるのがいいですね。お互いの実家も近くにあるので、しばしば孫の顔を見せに行っています。いつ行っても喜んで迎えてくれる両親の顔を見ると、少しは親孝行できているのでしょうか。生まれ育った街、そして両親の近くで子育てができることほど心強いことはありません。いつか帰りたいと思っていた長崎で、第二のキャリアを拓くことができて、本当に嬉しいです。リクパーさんに転職支援をして頂けて本当に良かったと思っています。