地域も、会社も。子育てを応援してくれる環境を選びました。

「いつかは地元に戻りたい」の実現に向けて

新卒で入社したアウトソーシング会社は、30歳までしか続けられないと感じていました。仕事にやりがいを感じつつも、今後のキャリアや収入面での限界が見えてきたからです。また、いつかは故郷の長崎に戻りたいという想いもありました。本格的にUターン転職を考え始めたのは、妻の出産を数か月後に控えた5月の長期休暇。「夫婦お互いの地元でもある長崎で子育てができたら安心だな」。そう考えて、まずは情報収集のために大手転職サイトに登録しました。

スカウトメールを受け取った中から、2社の転職エージェントと面談しました。そのうちの1社がリクパーさんでした。「出産を待ってから活動するつもりなので今は話しだけ聞きたい」と前置きして相談させてもらったと思います。その後秋になり、下﨑さんから再度連絡をもらいました。来年の春に入社を考えているのであれば、早めに動きだした方が良いとアドバイスを頂き、早速書類準備に着手することになりました。私も下﨑さんに連絡しようと考えていた矢先だったので、ちょうど良いタイミングでアドバイスを頂けて助かりました。最初に面談した際、他の転職エージェントからは長崎以外の案件も提示されましたが、下﨑さんは長崎の求人に特化した詳しい情報を提供してくれたので、相談するときは下﨑さんにお願いしようと決めていたんです。

選考対策がキャリアを見つめ直す機会に

転職を考える上で重視したいことが3つありました。それは、高い技術力を持つ企業であること、将来的に安定した収入を得られること、そして子育てしやすい制度や環境が整っていることです。下﨑さんは私の希望に合わせて、長崎県内の大手半導体メーカーが最も適しているのではないかと提案してくださいました。偶然にも私も以前から興味を持っていた会社でした。選考に向けて準備を進める中でも他の会社の求人には目を向けず、その会社だけに集中しました。うまくいかなかったらどうしようと不安を感じることもありましたが、自分の想いや経験・スキルを企業に伝えるため、職務経歴書のブラッシュアップに力を注ぎました。下﨑さんからは「実績は定量で記載してください」など具体的にフィードバックをもらい、同社への紹介実績や通過事例を元に丁寧に添削をして頂きました。

ありがたいことにデバイス開発など3つのポジションで一次面接に進めることになりました。下﨑さんからは、過去の実績を元にした想定質問の情報提供など、面接対策を実施して頂きました。面接の最後には私から質問できる時間があると聞いていたので、意欲を伝えたい気持ちもあって質問を10個近く準備して臨みました。結局、実際の面接では残り時間が少なくなってしまい、出番はありませんでしたが・・・（笑）。面接では人事や部門長など、総勢5名の面接官にたくさんの質問を受けました。中には答えに詰まってしまいそうな鋭い質問もありましたが、下崎さんに実施してもらった面接対策のおかげで、自分の経験や考えを元にスムーズに答えることができました。面接対策に費やした時間は、自分の中の考えやキャリア軸を見つめ直すという意味でも有意義だったと感じています。無事、面接の数日後には内定の連絡を頂くことができました。

長崎での新たなスタート

退職交渉と引継ぎを終え、翌年春に入社日を迎えました。未経験で慣れないことも多いですが、新しい刺激を新鮮に感じながら業務に取り組んでいます。前職に比べて収入もアップし、成果主義で賞与が還元される社風も仕事への意欲になっています。また、気になっていた子育て支援に関しても、思っていた以上に寛容で柔軟な風土で感謝しています。「慣れない土地での子育てで心配なことも多いと思うから、休みをとりたいときは遠慮しないでください」と言って頂けて安心しましたし、実際に現場で一緒に働く方々からも同じ雰囲気を感じています。夫婦で協力しながら子育てをしたいと考える私にとって、大変ありがたい環境です。

長崎には家族でのんびり過ごせる広々とした公園がたくさんあり、休日は子どもと出かけることも多いです。妻と私の実家も近く、気軽に子どもを連れて遊びに行けるようになりました。両親が喜んでくれている姿を見て、少しでも親孝行になっていたら良いなと思っています。将来的には帰りたいと願っていた長崎の地で、第二のキャリアを築けていけることに感謝しています。