一社専心の転職活動は、不安よりも、安心感が勝っていました。

30代前半。SEとして脂がのる時期

30歳になって漠然と転職を考えることが増えました。当時は派遣社員として半導体関連企業でSEをしていたのですが、昨年チームリーダーに昇格。かなりの残業時間や休日出勤が発生する日々に、心身ともにくたくたで。ある時後輩が大手自動車メーカーに転職したのをきっかけに、今よりもっといい環境で腕を磨きたいという思いが強くなりました。30代前半はSEとしても脂がのる時期、今を逃したら転職は厳しいかもしれない。半分焦るような気持ちで、転職エージェントに登録しました。

 転職において求めることは、いくつかありました。ひとつは持ち家のある熊本で働けること。ふたつめは、今までのスキルを活かせる、メーカーでのSE職であること。みっつめは、今の収入と同等かそれ以上にキャリアアップできること。熊本の大手地場企業でラインビルダーとして名を馳せるA社は、実は自分の中でも有力候補のひとつでした。そんな中、ドンピシャで同社のスカウトを送ってくれたのが、リクパーさんでした。

一社専心の転職活動が、こんなにも心強いとは。

結局、転職活動はリクパーさん１本で完結してしまいました。それはひとえに、コンサルタントの下﨑さんが「A社の選考にまずは集中しましょう。ダメだったら、その時一緒に考えます」と力説してくれたから。不安もありましたが、虻蜂取らずになっても仕方ない、という考え方がとてもフィットしていたんだと思います。また、下﨑さんの面接対策や質問へのフィードバックが丁寧で綿密だったのも、リクパーに安心して任せられた理由です。面接は過去の選考実績を元にした想定質問集をいただき、回答を考えては下﨑さんに添削してもらうの繰り返し。面接当日までには心構えができていましたし、何より本番でも想定質問とほぼ同じ内容の質問だったので、落ち着いて回答することができました。

 一次面接の前にコロナに罹って高熱のなかSPIを受験したときも、一次面接が終わったあと「自分の回答が間違っていたかも…」と不安になったときも、下﨑さんがすかさず企業へフォローしてくれたと聞きました。ウェブ面接中に咳き込んでしまうかもしれない、と面接前に人事担当者へ共有してくれていたり、1次面接終了後すぐに所感を確認してくれていたり。些細なことかもしれませんが、そんな対応が心強く感じました。

スピーディーな対応に、一気に心を掴まれた。

僕の不安をよそに、一次面接の合格連絡はなんと面接当日に貰いました。朝9時に面接があって、合格連絡が来たのは昼の12時。早いですよね。さらに驚いたのは、自分の他に同じポジションで２人の選考が進んでいたこと。面接は終始柔らかい雰囲気で終わったのであまり手応えを感じなかったのですが、むしろ逆だったようでした。下﨑さんから「担当者の方が『Yさんが一番このポジションに合うスキルや経験を持ってます！』と言っておられましたよ」とフィードバックをいただいたときは、素直に嬉しかったですね。そのスピード感と面接の所感に、転職意欲もぐんと高まったように思います。後から聞くと下﨑さんは最初から、A社と僕のマッチングは絶対にうまくいく！と踏んでいたそうです。

 数日後に受けた最終面接についても、面接当日に「内定」の連絡をもらうことができました。夜遅かったのですが、その日も下﨑さんからすぐに連絡をもらって。妻と一緒に喜んだのを覚えています。年収も希望通りアップして、文句なしの転職活動になりました。

入社前後のギャップのなさに、また驚く。

翌年春、転職活動を本格的にスタートさせてから5ヶ月で、A社へ入社しました。社内の雰囲気は面接で感じたとおりあたたかく、みなさん本当に良くしてくれます。福利厚生や業務内容についても、事前に下﨑さんから共有されていた内容とまったくギャップはありませんでした。社内システムの企画に携わるのは初めてなので、いまは経験を活かすというよりも仕事の幅を広げている段階。上長が「じっくり育てるつもりだからね。焦らず成長してくれればいいよ」とどっしり構えてくれているのも、居心地よいなと感じるポイントです。今後は大きなプロジェクトが控えているので、みなさんの善意に甘えることなく少しずつでも戦力になれるよう努力したいと思います。

 生活リズムも変わりました。始業が少し早くなりましたが、その分帰りが早い。残業も必要なときのみ申請制で、上長も定時で帰るほど。事前に聞いていた通りのホワイト企業で、妻も転職を喜んでくれています。前職は土日も仕事で忙殺されることが多かったのですが、今は違います。これからはプライベートも充実できそうだと感じています。30代半ばにして、仕事と私生活の両輪がうまく回っていきそうな予感です。