更新日[ 2024/12/26 ]
転職エージェントに職務経歴書を提出する理由は?作成のコツや注意点を解説
本記事では、転職エージェントを利用した転職活動を検討している方へ向けて、転職エージェントに職務経歴書を提出する理由、職務経歴書作成のコツ、提出時の注意点を解説します。
企業にアピールできる職務経歴書を作成するために、転職エージェントをどのように活用すれば良いかについても詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
職務経歴書をブラッシュアップしませんか?
- 書類選考を通過するためのポイントが分からない
- 企業ごとに異なる志望動機や自己PRを作成するのが面倒
- 自分の強みを職務経歴書でうまく表現できない
目次
- 適切な求人の紹介や支援を行うため
- 転職エージェントに職務経歴書を提出するメリット
- 客観的な視点でアピールポイントを見つけてくれる
- 書き方やマナーを教えてもらえる
- 説得力のある文章に仕上げられる
- 転職エージェントに提出する職務経歴書を作成する際のコツ
- 転職の軸を明確にする
- 人格がわかる要素を盛り込む
- 実績は数字などを使って具体的に記載する
- 企業ごとに異なる志望動機・自己PRを作成する
- 転職エージェントに提出する職務経歴書を作成する際の注意点
- 本番のつもりで作成する
- 疑問点は必ず質問する
- 差別化できるよう工夫する
- まとめ
適切な求人の紹介や支援を行うため
履歴書や職務経歴書は、求職者の経歴やスキル、希望条件をエージェントに伝えるための重要な情報源です。これらを提出することで、エージェントが最適な求人を紹介しやすくなり、面談も効率的に進められます。
中途採用では、新卒採用と異なり、「現在どのようなスキルを持ち、どのように貢献できるか」が重視されます。職務経歴書はその内容を示す重要なツールであり、エージェントもこれをもとに求人紹介を進めます。
転職エージェントによっては、必要に応じて職務経歴書の添削も行いますが、形式に不備がない場合はそのまま企業に提出されることもあります。事前に確認しておくと安心です。
転職エージェントに職務経歴書を提出するメリット
職務経歴書を提出し、転職エージェントのチェックを受けることで、転職活動を有利に進めるためのブラッシュアップが可能です。ここでは、具体的にどのように改善できるかを解説します。
客観的な視点でアピールポイントを見つけてくれる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求職者のアピールポイントを客観的な視点で見つけ出してくれます。
普段の仕事で当たり前に行っていることにも、実は強みが隠れている場合があります。キャリアアドバイザーは企業の希望や求める人物像を熟知しているため、その視点から求職者の強みを発見してもらうことで、自分では気づかなかったアピールポイントを見つけやすくなります。
アドバイスを活かして、これらのアピールポイントを効果的に職務経歴書に反映させましょう。また、職務の実体験に基づいた具体的なエピソードで肉付けすることで、企業への訴求力が格段に向上します。
書き方やマナーを教えてもらえる
職務経歴書を提出することで、書類のフォーマットや記載内容、言葉遣いなど、細かい部分までアドバイスを受けることができます。さらに、わかりやすく好印象な文章の書き方を教えてもらうことも可能です。
企業は、職務経歴書を通じて求職者の文書作成能力や社会的常識も評価しています。言葉の誤用がある、読みにくい、ビジネスマナーに沿っていない職務経歴書を提出してしまうと、評価が下がり、転職意欲や仕事のクオリティまで疑われかねません。
多くの求職者の職務経歴書を見てきた転職エージェントのチェックを受けることで、企業に対して失礼のない、適切な職務経歴書を作成することができます。
説得力のある文章に仕上げられる
職務経歴書のように自分を売り込む文章を書く機会は、転職活動以外ではあまりありません。職務経歴書に書く材料があっても、どのように表現すれば良いか悩んでしまう求職者も多いでしょう。
転職エージェントに職務経歴書を提出すると、プロの視点からアドバイスを得られるため、求職者の魅力を最大限に伝える説得力のある文章に仕上げられます。一人で書くと単なる経歴の羅列になりがちな部分も、転職エージェントのアドバイスを通じて、経験や実績を効果的に伝える方法を学べます。
また、求職者の強みの中でも企業が特に求めるポイントを強調し、企業の求める人物像に合わせたアピールができるようアドバイスを受けられます。
文章力に自信のない方でも、多くの求職者の職務経歴書を見てきたエージェントによる添削を受けることで、安心して書類を作成できます。
転職エージェントに提出する職務経歴書を作成する際のコツ
転職エージェントに職務経歴書を提出してアドバイスを受けることで、表現方法やアピールポイントの伝え方を改善できますが、元の内容が薄いと、完成度の高い職務経歴書にはなりません。ここでは、エージェントに提出する職務経歴書を作成する際のコツをご紹介します。
転職の軸を明確にする
転職の軸とは、転職先に求める条件や自身のキャリア目標のことです。これを明確にすることで職務経歴書に一貫性が生まれ、採用担当者に強い印象を与えられます。転職の大まかなビジョンが定まっていないと、応募企業を選ぶ基準が曖昧になり、説得力のない志望動機や不明確な内容になりがちです。
転職の軸が決まっていれば、採用担当者に説明するストーリーが生まれます。すなわち、経験やスキルが転職の軸とつながり、「自分がどんな経験をしてきたか」「なぜその求人に応募したか」「将来どうなりたいか」という流れが明確になります。転職で何を優先して応募先を選ぶか、どのようなスキルを伸ばしたいか、将来の働き方の希望は何かなど、最初にしっかりと決めてから職務経歴書を作成しましょう。
人格がわかる要素を盛り込む
職務経歴書を書くときには、自分の人柄が伝わる要素を盛り込みましょう。採用担当者は、求職者のスキルや経験だけでなく、職場で他のメンバーと協力して働く適応力も重視しています。職務経歴書に人柄が感じられる内容があると、担当者が求職者の人柄や職場のカラーに合うかどうかを判断しやすくなります。
たとえば、チームで協力した経験やリーダーシップを発揮した場面を具体的に説明することで、コミュニケーション能力やリーダーシップが伝わります。また、短所についても前向きなエピソードを添えることで、改善意欲や成長意識をアピールすることが可能です。
自身の強みや個性を正確に伝え、入社後のミスマッチによるトラブルを防ぐためにも、ポジティブな表現を使いながら正直に書くことが大切です。
実績は数字などを使って具体的に記載する
職務経歴書に記載する実績は、具体的な数字を用いて明確に示すことが重要です。前職での経験を記載しても、その場にいたわけではない採用担当者には、それがどのくらいの規模なのか、どのくらい困難だったのか、想像するのは難しいものです。数字は具体性を持たせるうえで非常に有用な情報なので、積極的に使いましょう。数字を用いることで実績が客観的に評価されやすくなり、説得力が増します。
職務経歴書に記載する内容は、多くの場合、前職での成功体験です。しかし、具体的な情報が不足していると、どの求職者も同じことを述べているように感じられてしまいます。売上や成果、改善度のパーセンテージ、関わったチームの規模などについて、数字を使って具体的に説明している職務経歴書は、採用担当者に対してより強い印象を与えることができる強力なアピールツールとなります。
企業ごとに異なる志望動機・自己PRを作成する
職務経歴書を書く際には、応募する企業ごとに異なる志望動機・自己PRを作成しましょう。同じ内容を使い回してしまうと、その企業に入りたいという熱意が伝わりにくくなってしまいます。各企業に合わせた内容を作成することで、企業に対する熱意や適応力をアピールできます。
定型文ではなく、応募企業に向けたメッセージとして受け取ってもらうために、企業の特徴と自分の志向やアピールポイントを関連づけて書きましょう。企業が業界でどのような位置にいるか、製品やサービスの特長、社員教育の体制などをリサーチし、企業理解を深めることをおすすめします。企業の理念やビジョンに共感する点を具体的に述べ、自分がどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。
転職エージェントに提出する職務経歴書を作成する際の注意点
転職エージェントに提出する職務経歴書を作成する際には、内容面以外にも注意点があります。職務経歴書を作るときの心構えや、転職エージェントとの関係性に関する注意点を以下にご紹介します。
本番のつもりで作成する
転職エージェントに提出する職務経歴書は、添削のフィードバックをもらえることもありますが、事前にアドバイスが行われている場合など、提出した書類がそのまま企業に送られるケースもあります。そのため、手抜きやミスがない状態で提出するよう心がけましょう。
誤字脱字のチェックや内容の一貫性、フォーマットの整え方などには細心の注意を払うべきです。自分の書いた職務経歴書を声に出して読んでみるだけでも、ミスを見つけるのに役立ちます。職務経歴書を作り、責任を持つのはあくまで求職者です。転職エージェントはその完成度を高めるためのサポート役です。転職エージェントのチェックが入るからと油断せず、内容確認をしっかり行いましょう。
疑問点は必ず質問する
エージェントは転職のプロフェッショナルであり、履歴書・職務経歴書の書き方や内容についてのアドバイスを提供してくれます。求職者は、自身や友人知人の転職経験を参考にすることもできますが、情報量には限りがあります。多くの転職者に助言をし、転職結果を見届けてきたエージェントの知識を活用しない手はありません。疑問や不安があれば、積極的に質問・相談することが得策です。
どのような表現が適切か、どの情報を強調すべきか、具体的なエピソードの記載方法など、細かな点についても相談することで、より完成度の高い書類を作成できます。
転職エージェントからアドバイスをしてくれることもありますが、もっと知りたい点や具体的な疑問は、質問しない限り解決されません。受け身の姿勢でいるよりも、積極的にエージェント担当者に尋ねることで、より精度の高いサポートを得られます。
差別化できるよう工夫する
不備のない職務経歴書を作成することは大切ですが、それだけでは十分ではありません。採用担当者に「この人を採用したい」と思ってもらうためには、他の応募者との差別化が重要です。自己PRや職務経歴の記載方法に工夫を凝らし、自分の強みや独自性をアピールしましょう。ありきたりな内容にならないよう、転職エージェントに意見をもらうのも良い方法です。
職場や求職者の個性はそれぞれ異なり、スキルや経験に全く同じものはありません。自分の体験からどんな能力が磨かれたのか、どのような課題を乗り越えたのかを分析し、具体的なエピソードとして職務経歴書に記載しましょう。これによりオリジナリティが生まれます。さらに、特定のプロジェクトでの成功経験や、他の人にはない専門知識、資格などを強調することで、企業に強い印象を残すことができます。
まとめ
職務経歴書は、企業に求職者の経験やスキルを伝えるための重要な書類です。転職のプロであるエージェントの助言を活用することで、企業にとって魅力的で訴求力のある職務経歴書を作成できます。
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- 監修者
- 下﨑 和志 (しもざき かずし)
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リクルーティング・パートナーズ株式会社 人材エージェント事業部 マネジャー。事業会社人事を経て、結婚・第一子誕生を機に地元福岡へUターン転職。ハイキャリアから次世代リーダーまで幅広い層の転職を支援。【国家資格 キャリアコンサルタント】