更新日[ 2024/11/13 ]
転職の相談は誰にするべき?おすすめの相談先5選と、相談NGな相手を紹介
転職を考え始めたとき、信頼できる相手に相談することはとても大切です。自分一人で抱え込んでいると、判断が難しくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、相談相手を選び間違えると、予期せぬトラブルが生じる可能性もあります。
そこで本記事では、転職相談におすすめの相談先と、避けたほうが良いNGな相談先について解説し、さらに相談前に確認しておくべきポイントもご紹介します。
こんなお悩みありませんか?
- 九州への転職で年収が
下がらないか心配 - 九州でキャリアアップしたいけど、
自分に合う企業が分からない - 家族と一緒に過ごしながら
安心して働きたい
目次
- 転職の相談は誰にするべき?おすすめの相談先5選
- 1. パートナーや友人・親
- 2. 転職経験のある友人
- 3. 転職希望先のOB・OG
- 4. ハローワーク「地方就職支援コーナー」
- 5. 転職エージェント・キャリアアドバイザー
- 転職の相談は誰にするべき?避けるべき相手とは
- 現職の同僚・上司
- 親などの家族
- 転職の相談前に確認しておくべきこと
- 不満・悩みを明確にする
- 転職しか解決方法がないのかを考えてみる
- 転職活動での優先順位を決める
- まとめ
転職の相談は誰にするべき?おすすめの相談先5選
転職を考えた際に、誰に相談するべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、おすすめの相談先を5つご紹介し、それぞれのメリットや注意点について解説します。
1. パートナーや友人・親
転職に悩んだとき、まず相談相手として浮かぶのがパートナーや親かもしれません。彼らはあなたの性格や状況をよく理解しており、プライベートな事情も含めた相談ができるため、安心感を得られるでしょう。親身に耳を傾けてくれることで、気持ちの整理がしやすくなる場合も多いです。
ただし、パートナーや親は転職の専門家ではありません。転職の進め方やタイミングについて具体的なアドバイスが必要な場合は、専門知識を持つ別の相談先に頼るのが良いでしょう。
また、特にUターン転職を検討している場合、育児や介護といったプライベートな事情が関わっているケースも多いでしょう。このような場合、家族や実家への事前相談は欠かせません。転職がパートナーのライフプランにも影響を及ぼすため、慎重な対応が求められます。考えが不十分なまま曖昧な相談をすると、相手に不安を与えてしまう可能性があるため、しっかりと自分の意思を固めた上で話し合うことが重要です。
2. 転職経験のある友人
転職経験がある友人は、実体験に基づいて具体的なアドバイスをしてくれる心強い相談相手です。友人であれば、あなたの性格や現在の状況を踏まえた客観的な視点で助言をしてくれるでしょう。特に同世代の友人であれば、キャリアや転職に関する悩みを共有しやすく、共感が得られるのも大きなメリットです。友人が転職を決断した理由や、その後のプロセスを共有してもらうことで、より実践的で役立つアドバイスを得られるでしょう。
3. 転職希望先のOB・OG
もし具体的な転職希望先があり、その企業に学生時代のOB・OGがいるなら、ぜひ相談してみましょう。特にUターン転職を考えている場合、地元で働いている先輩がいる可能性も高いです。
実際にその企業で働いているOB・OGからは、客観的なアドバイスに加えて、職場のリアルな雰囲気や働く人たちの本音を聞くことができるでしょう。また、面接に役立つ情報を得られることもあるため、訪問する価値は十分にあります。企業によってはOB訪問を公式に受け付けていない場合もありますが、試しに連絡を取ってみるのも一つの方法です。運が良ければ、直接話を聞くチャンスが得られるかもしれません。
もしOB・OGが見つからない場合は、企業の説明会や就活イベントに参加するのもおすすめです。企業へ直接問い合わせるのが難しいと感じる場合は、電話ではなくメールでコンタクトを取ってみるのもよいでしょう。
4. ハローワーク「地方就職支援コーナー」
ハローワークを運営している厚生労働省では、Uターンをはじめとした人材の地方移動支援を実施しています。
その一環として東京・大阪の2拠点(2024年7月時点)に「地方就職支援コーナー」が設置されています。ここでは、専門の相談員が住宅、教育、医療など地域の生活に関連する情報を含め、詳細な職業相談や求人紹介サービスを提供しています。
参照元:厚生労働省 地方就職支援コーナー
特に、転職に伴う転居で住宅や子育てに関する不安を抱えている方にとって、非常に有益なサポートを受けられるため、ぜひ利用を検討してみてください。
5. 転職エージェント・キャリアアドバイザー
「転職について誰に相談すべきか悩んでいる」と感じたとき、最も頼りになるのが転職エージェントやキャリアアドバイザーです。彼らは転職のプロフェッショナルとして、多岐にわたる悩みに対して的確なアドバイスを提供してくれます。
転職の意志がまだ固まっていない段階での相談や、キャリアに対する漠然とした不安に対しても、数多くの求職者をサポートしてきた経験を基に、専門的な視点からアドバイスをしてくれます。特定の業界に精通したコンサルタントであれば、さらに詳しい情報を得られるでしょう。
転職エージェントの最大のメリットは、転職を考え始めた段階から気軽に相談できる点です。「今の会社に留まるべきか、それとも転職を検討すべきか?」といった曖昧な悩みでも、親身に耳を傾け、適切なサポートをしてくれます。特に現職の上司や同僚に知られたくない事情がある場合、外部のエージェントに相談することで、安心して本音を話せる点も魅力です。
また、無理に転職を進められることはなく、あなたの悩みを丁寧に聞き取り、転職すべきかどうかも含めて、最適なアドバイスを提供してくれます。
転職の相談は誰にするべき?避けるべき相手とは
転職の相談相手を選ぶ際には慎重さが求められます。特に「現職の同僚・上司」や「親などの家族」に相談する際は、注意が必要です。
現職の同僚・上司
転職先から内定が確定するまでは、現職の同僚や上司に転職の相談をするのは避けるべきです。こうした相談は、多くの場合、現職場での信頼を損なうリスクが伴います。上司や会社の立場からすると、「多くの時間とコストをかけて育ててきた社員が辞めるのは、裏切り行為だ」と感じることも少なくありません。特に人手不足の部署では、転職を引き留められることや、意図的に評価が下がることも考えられます。
また、もし上司があなたの昇格や昇進を検討していたとしても、転職の意思が知られることで、その計画が見送られる可能性もあります。さらに、職場で転職サイトを閲覧するなどの行動は慎むべきです。最終的に転職を見送るとしても、職場での立場が悪化し、働きにくくなる可能性があります。
よほどの事情がない限り、現職の関係者に転職の相談をするのは避けるのが賢明です。
親などの家族
Uターン転職で子育てや介護が理由の場合、親に相談することは避けられませんが、それ以外の場合は慎重に判断しましょう。
近年、日本でも転職が一般的になりつつありますが、親世代は年功序列や終身雇用が主流だった時代を経験しており、「転職=リスク」と捉えがちな傾向があります。そのため、親に転職の話をすると、「転職はやめておきなさい」と反対される可能性も少なくありません。
親はあなたの悩みに親身に耳を傾けてくれる反面、その価値観や考え方が転職の判断に影響を及ぼす場合もあります。もし親と転職について話したことがなく、親が転職に対してどのような考えを持っているかわからない場合は、相談のタイミングや内容を慎重に見極めると良いでしょう。最終的な判断は自分自身で行い、迷いを少なくするためにも自分の意思を強く持つことが大切です。
転職の相談前に確認しておくべきこと
誰かに転職の相談をする前に、まずは自分自身の考えを整理しておくことが大切です。ここでは、相談前に確認しておきたい重要なポイントを解説します。
不満・悩みを明確にする
転職を考える理由の多くは、現職に対する不満や悩みに起因します。将来のキャリアを見据えるためにも、まずは自分が抱えている不満や悩みを具体化してみましょう。
そのためには、頭の中で考えるだけでなく、ノートやPCに書き出して言語化することをおすすめします。書き出すことで、自分の考えを整理し、客観的に見つめ直すことができます。
例えば、「仕事が楽しくない」と感じる場合、どの業務が特に楽しくないのかを具体的に考えてみてください。逆に、楽しいと感じる業務があれば、それがなぜ楽しいのかを分析しましょう。こうすることで、自分がどのような仕事に魅力を感じるのか、逆にどのような仕事がストレスになっているのかを明確にできます。
さらに、「将来どのような自分になりたいか」というビジョンを考え、それを書き出すことで、現状とのギャップが見えてきます。このギャップを埋めるために、今何をすべきか、転職が本当に必要かどうかをより冷静に判断できるでしょう。
転職しか解決方法がないのかを考えてみる
現職に対する不満や悩みをリストアップしたら、それらが転職以外で解決できる可能性がないかを冷静に検討してみましょう。
例えば、「今の仕事にやりがいを感じない」「職場の人間関係が悪い」といった悩みがある場合、社内での部署異動が一つの解決策になることもあります。。上司に希望を相談してみることで、環境が改善し、転職せずに状況を変えられるかもしれません。
また、転職相談を受ける相手も、何が原因で不満を感じているのかが分からなければ、適切なアドバイスをすることが難しくなります。漠然とした悩みを明確に整理し、「本当に転職以外に方法はないのか」を自分で一度しっかりと考えることが重要です。
転職活動での優先順位を決める
「現職への不満や悩みを明確にする」「転職以外の解決策を考える」といったプロセスを踏むことで、具体的な転職相談がスムーズに進むでしょう。ある程度社会人経験を積んでいれば、自分の理想をすべて満たす仕事が簡単に見つかるわけではないことは理解できるはずです。そのため、転職活動を始める際には、自分の中で重視するポイントに優先順位をつけておくことが大切です。
例えば、「年収をもっと上げたい」という希望が強いなら、転職先は条件重視で探すべきでしょう。また、長時間労働に不満があるなら、ワークライフバランスを重視し、残業の少ない仕事を選ぶことが適切です。
相談先によっては「この業界が良いのでは?」や「その分野は避けた方がいい」など異なるアドバイスを受けることがありますが、あらかじめ自分の優先順位をはっきりさせておくことで、他人の意見に振り回されにくくなります。最終的に自分が納得のいく決断を下せるよう、転職活動を始める前にしっかりと優先順位を決めておくことが重要です。
まとめ
転職の相談先について、おすすめの相手と避けるべき相手を解説しました。相談相手に迷った際は、転職エージェントを活用するのが賢明です。エージェントなら、プロの視点から的確なアドバイスをもらえ、転職活動をスムーズに進められるでしょう。
九州・沖縄エリアでの転職を検討している方は、地域特化の転職エージェント「リクパーキャリア」にぜひご相談ください。九州・沖縄エリアの転職事情に精通したコンサルタントが、理想の転職実現をサポートします。
▼転職活動の進め方についてはこちらの記事もご参照ください▼
転職の仕方がわからない!転職活動の流れや支援サービスを紹介
▼転職エージェントの利用についてはこちらの記事もご参照ください▼
転職エージェントに相談だけしても良い? | おすすめの利用方法を紹介
九州・沖縄エリアの
求人・転職相談なら
リクパーキャリア
九州・沖縄エリアの
地場企業求人多数九州を代表する大手企業の求人あり
職務経歴書や自己PRの書き方を
アドバイス
- 監修者
- 髙野 智愛 (たかの ちより)
キャリアアドバイザー【国家資格 キャリアコンサルタント】
海外大学卒業後、大手製造小売企業に新卒入社。同人事部において年間400名を超える国内外の採用業務に従事。 その後、結婚・第2子出産を機に転職し、誰かのターニングポイントに関わりつつ、地元九州へ恩返しをしたいという想いからキャリアアドバイザーへ転身。 若手層を中心に、いち社会人として、時には女性として、母としてなど様々な視点から転職支援を行っています。
【国家資格 キャリアコンサルタント】