更新日[ 2026/10/30 ]
転職活動の髪色はどこまでOK?業界別の目安と染めるときの注意点
「転職活動を始めるなら、髪は黒く染め直したほうがいい?」「今の茶髪のままで面接を受けても大丈夫?」
普段から髪を染めている方にとって、面接に向けて髪色をどうするかは悩みどころです。転職活動では新卒のように黒髪がほぼ前提というわけではない一方、明るさや応募先の業界によっては印象を下げてしまうこともあります。
本記事では、面接に合う髪色の明るさと色味を業界別の傾向とあわせて整理し、染め直すときのタイミングや注意点を解説します。キャリアアドバイザーが普段伝えているアドバイスも紹介しますので、ご自身の髪色を見直す際の参考にしてください。
この記事でわかること
- 面接に合う髪色の明るさの目安
- 業界ごとの髪色の傾向
- 面接前に髪を染めるときの注意点
目次
- 転職活動は黒髪でなくても大丈夫?
- 新卒の就職活動ほど黒髪は求められない
- 明るすぎる髪色はマイナスに見られやすい
- 面接に合う髪色の明るさと色味
- 明るさは8トーン以下に抑える
- 黒に近い茶色やダークブラウンを選ぶ
- 真っ黒に染めすぎない
- 派手な色やインナーカラーは避ける
- 髪色の基準は業界や企業で変わる
- 落ち着いた髪色が求められる業界
- 髪色の自由度が比較的高い業界
- 人と接する機会が多い職種
- 応募先の髪色ルールの確かめ方
- 面接にふさわしいヘアセット
- 前髪は眉が見える長さにする
- ロング・ミディアムは低めにまとめる
- ボブ・ショートは耳にかける
- 男性はサイドと襟足を短くする
- 会場に入る前に鏡で髪を確認する
- 髪色より目につく髪の状態にも注意
- 根元のプリンや色ムラを直しておく
- カラーで傷んだ髪をケアしておく
- 整髪料は適量でまとめる
- 面接に向けて髪を染めるときの注意点
- 面接の数日前〜1週間前に染める
- セルフカラーより美容院に任せる
- 黒染めスプレーは避ける
- 地毛が明るい人は無理に染めなくてよい
- 髪色に迷ったときはどうする?
- 暗めに寄せて減点を防ぐ
- 家族や美容師に客観的に見てもらう
- 転職エージェントに応募先の傾向を聞く
- 【キャリアアドバイザーに聞く】転職活動中の髪色の相談とアドバイス
- 【FAQ】転職活動の髪色に関するよくある質問
- Q.男性と女性で髪色の目安は違いますか?
- Q.証明写真を撮ったあとに髪色を変えてもよいですか?
- Q.入社後はいつから髪色を明るくしてもよいですか?
- 髪色を整えて、面接の準備に集中しよう
転職活動は黒髪でなくても大丈夫?
転職活動の髪色は、新卒の就職活動とは見られ方が異なります。まずはその違いから、転職活動の髪色がどのように受け止められているのかを押さえておきましょう。
新卒の就職活動ほど黒髪は求められない
転職活動の面接に、「黒髪でなければならない」という決まりはありません。応募者は社会人として働いてきた経験がある前提で見られるため、新卒の就職活動のように、全員が黒髪にそろえることまでは求められないのです。極端に派手な色でなければ、黒く染め直さずに面接に臨んでも問題ないと考える転職支援の専門家もいます。
その代わりに問われるのが、「場に合った髪色」を自分で選べるかどうかです。ビジネスの場で浮かないか、応募先の雰囲気になじむかを考えて整える感覚も、社会人経験のある応募者には期待されているといえます。
明るすぎる髪色はマイナスに見られやすい
明るすぎる髪色や派手な色のまま面接に臨むと、「ビジネスの場に合わせる意識が薄い」と受け取られるおそれがあります。面接官が髪色を通して見ているのは色の好みではなく、場に合った身だしなみを選べるか、手入れが行き届いているかという点だからです。
採用担当者のなかには、髪色が派手というだけで身だしなみへの配慮が足りないと受け止める人もおり、経歴の評価にまで響くことがあります。一方で、清潔に整えられていて、見る人を不快にさせない程度の落ち着いた色であれば、髪色を理由に評価を落とす心配はあまりありません。
髪色そのものが合否を決めるわけではない点も押さえておきましょう。人柄や判断力を推し量る手がかりの一つとして見られている、というのが実態に近いといえます。
面接に合う髪色の明るさと色味
面接で問題になりにくい髪色には、明るさと色味のそれぞれに目安があります。数値で示せる明るさの基準から順に、面接に合う髪色の選び方を見ていきましょう。

明るさは8トーン以下に抑える
転職活動の面接では、髪の明るさを「8トーン以下」に抑えるのが目安です。トーンは髪の明るさを1〜20程度の数値で表したもので、数字が大きいほど明るくなります。
基準となるのは日本人の地毛で、およそ4〜6トーンにあたります。8トーンはそれより少し明るい程度で、光に当たったときに「うっすら茶色に見える」くらいの色です。「6〜8トーン」の自然な茶色であれば、多くの企業で受け入れられやすい傾向があります。
9トーンを境に室内でも明るさがはっきりわかるようになり、10トーン以上では一般的に「明るい髪」と受け止められます。黒髪までは求められない転職活動でも、9トーン以上は面接向きではないと考えておきましょう。
黒に近い茶色やダークブラウンを選ぶ
染める場合は、赤みや発色が強く出ない、地毛に近い色を選ぶのが基本です。黒髪のほか、「黒に近い茶色」や「ダークブラウン」であれば落ち着いた印象になり、スーツとも違和感なくなじみます。
具体的な色味としては、次のようなものが候補になります。
・暗めのグレージュ・アッシュブラウン:髪の赤みが気になる方に。グレーのくすみで赤みが抑えられる
・ソフトブラック:黒髪にしたいが重たく見せたくない方に。真っ黒より自然に見える
・ダークブラウン:迷ったときの定番。地毛に近く、オフィスになじみやすい
・落ち着いたブラウン:やわらかい雰囲気にしたい方に。自然な発色で、上品に見える
真っ黒に染めすぎない
髪を暗くするときは、真っ黒にしすぎないほうが自然に見えます。4トーン以下の真っ黒に染めると、地毛よりも黒が際立ち、「いかにも染めた」という印象につながるためです。
真っ黒な髪は光をほとんど返さないので、髪全体が重く見え、顔色まで沈んで見えることがあります。30代以降の方の場合は、新卒のような幼い雰囲気になることもあるでしょう。明るい髪から黒く戻す場合ほど、一度に暗くしすぎず、明るさを少し残した色にとどめておくのがおすすめです。
派手な色やインナーカラーは避ける
面接では、明るさの数値にかかわらず、金髪や原色、発色の強いアッシュといった派手な色は避けたほうが無難です。8トーン以下に収まっていても、光の当たり方で色が際立つものは目立ってしまいます。
メッシュやグラデーション、インナーカラーのように、髪に複数の色を入れたスタイルも同様です。面接はビジネスの場であり、個性が強く表れるこうした髪色は好まれにくいとされています。普段こうしたカラーを楽しんでいる方は、面接の前に落ち着いた単色に戻しておきましょう。
髪色の基準は業界や企業で変わる
面接にふさわしい髪色の目安は、応募する業界や職種、企業の社風によっても変わります。業界ごとの傾向を知り、ご自身の応募先に合わせて髪色を調整する目安にしてください。

落ち着いた髪色が求められる業界
金融や保険、官公庁、医療、教育の業界を受けるなら、黒髪か、それに近い暗めの色にしておくのが無難です。これらの業界では「信頼性」や「誠実さ」、「堅実さ」が重視されやすく、髪色にも落ち着きが好まれる傾向があります。社会インフラを担う企業でも、社員の身だしなみに厳しい規定を設けているケースが見られます。
こうした職場の社員はほとんどが黒髪のため、明るい髪色の応募者はそれだけで面接官の目についてしまいます。応募先がこれらの業界に当たる場合は、目安の8トーンよりもさらに暗めに整えておくと安心です。
髪色の自由度が比較的高い業界
明るめの髪色でも受け入れられやすいのは、アパレルや美容、IT・Webといった業界です。デザインなどの仕事も含め、こうした分野では個性やセンスが評価につながりやすく、お客様に流行を届ける仕事では髪色もおしゃれの一部として見られます。ベンチャー企業やIT企業には、髪色に関する厳しい規定を置いていないところも多くあります。
とはいえ、面接はあくまで初対面の相手と向き合う場です。こうした業界を受ける場合でも、金髪や原色は控え、「ブラウン」や「アッシュ系」など落ち着いた色に整えておくと安心でしょう。なお、暗めの髪色にしたからといって、自由度の高い業界で評価が下がるわけではありません。
人と接する機会が多い職種
お客様と直接顔を合わせる営業職や接客職では、落ち着いた髪色が求められやすくなります。社外の人にとっては、目の前の担当者の身なりが、その会社の印象そのものになるからです。法人を相手にする営業職なら、誠実さが伝わる黒髪に近い色が向いているとされます。ただし接客の仕事では、扱う商品やお店のイメージによって求められる髪色が変わります。
一方、技術職や研究職のように社外の人と接する機会が少ない職種は、髪色を細かく問わない企業もあります。職種ごとの違いもふまえて、応募先の基準を考えておきましょう。
応募先の髪色ルールの確かめ方
応募先の髪色の基準は、事前に次のような方法で確かめられます。
・採用ページや応募要項で、身だしなみに関する記載を探す
・企業のSNSで、社内の雰囲気をつかむ
・社員紹介やオフィスの写真で、実際に働く人の髪色を見る
就業規則に髪色の基準を設け、トーンの数値まで決めている企業もあります。基準を外れた髪色で面接に行くと、「応募先のルールを調べてこなかった」と受け止められかねません。
業界の傾向は目安にはなりますが、同じ業界でも会社の規模や社風、部署によって許容される範囲には差があります。業界名だけで判断せず、受ける企業ごとに確かめることが大切です。
面接にふさわしいヘアセット
髪色を整えても、髪型がまとまっていなければ清潔感は伝わりません。面接で表情をはっきり見せるために、髪の長さや男女別のヘアセットと、当日の崩れへの備えを紹介します。
前髪は眉が見える長さにする
面接では、前髪を「眉が見える長さ」にしておきましょう。目元が隠れると表情が伝わりにくく、暗い印象を与えてしまいます。横に流してピンや整髪料で留めておく方法もあります。
伸びてきた前髪を整えるなら、面接の直前ではなく「数日前」にカットしておくのがおすすめです。セットしたあとは、鏡の前でお辞儀をしてみてください。顔を上げたときに前髪が目にかかるようなら、留め方を見直しておきましょう。
ロング・ミディアムは低めにまとめる
長い髪は、後ろで一つに結ぶか、ハーフアップにまとめるのが基本です。結ぶ位置を「低め」にすると、落ち着いた雰囲気に見えます。下ろしたままだと、話したりお辞儀をしたりするたびに髪が顔にかかりやすくなります。
結んだあとに残る短い毛は、そのままにせずピンで留めるか、耳にかけておきます。留めるピンが目立たないよう、髪色に近い色のものを選び、表から見えない位置に差しておくとすっきり仕上がります。
ボブ・ショートは耳にかける
ボブやショートヘアなら、凝ったセットは必要ありません。押さえておきたいのは、サイドの髪を耳にかけて顔周りを明るく見せることです。
ただ、髪が短いぶん、お辞儀の拍子に毛先が顔の前へ落ちてくることがあります。整髪料をほんの少し手になじませて髪の表面を押さえておくと、動いても形が崩れにくくなります。
男性はサイドと襟足を短くする
男性の面接向けの髪型は、清潔感のある短髪が基本です。横と後ろは短く整え、前髪も目元にかからないようにします。前髪を残したい場合は、整髪料で上げて額を出すとすっきり見えます。仕上げに毛流れをそろえておくと、きちんとした印象になります。
長髪や坊主、スキンヘッドなどの髪型に対する考え方は、企業や職種によって異なります。営業職などお客様と接する仕事では、応募先の身だしなみの基準を確認しておくと安心です。
会場に入る前に鏡で髪を確認する
面接中は髪を触らずに済むよう、会場に入る前に髪の状態を確かめておきましょう。雨や湿気、移動中の風で、家を出たときのセットが崩れていることは珍しくありません。クシやヘアピン、整髪料を持っていけば、鏡のある場所ですぐに直せます。前髪の乱れや結び目のゆるみ、襟足のはねなど、自分では見えにくい部分もあわせて確認しておくと安心です。
髪型が気になったまま面接に入ると、無意識に手が髪に伸びてしまうものです。話の途中で何度も髪を触っていると、面接官には落ち着きのない人に映ります。
<参考記事>
転職面接のスーツはどう選ぶ?男女別の服装マナーと注意点を解説
髪色より目につく髪の状態にも注意
根元の色ムラや毛先の傷みは、髪色そのものよりも目につきやすいものです。染め直しや手入れを後回しにしていないか、面接の前に見直しておきたい3つの点を取り上げます。
根元のプリンや色ムラを直しておく
面接が決まったら、まず鏡で根元と毛先の色を確かめましょう。染めた髪が伸びて根元に地毛の黒がのぞく「プリンヘア」や、傷みで毛先だけ色が抜けた状態は、手入れを怠っている印象につながります。全体を暗めの色にしていても、根元と毛先で色が分かれていれば、面接官には意外と目立ってしまうものです。
色の差がはっきりしているようなら、面接までに染め直しておきましょう。
カラーで傷んだ髪をケアしておく
面接までに、トリートメントやヘアオイルを使って髪に適度なツヤを持たせておきましょう。カラーリングを重ねると髪が傷み、毛先がパサついたり広がったりしやすくなります。毛先が乾いてまとまらないと、面接官には疲れているように映ります。そうなると、落ち着いた色に染めていても清潔感は伝わりにくくなります。
もともと髪が広がりやすい方は、当日に整髪料でまとまりを出しておくとよいでしょう。
整髪料は適量でまとめる
整髪料は、少なすぎても多すぎても逆効果です。何もつけずにいると、きちんと整えてきた印象が出にくくなります。一方で量が多すぎると、髪が濡れたように光ってベタついて見え、かえって清潔感を損ねてしまいます。少量から試し、全体が落ち着く程度にとどめましょう。
スプレーを使う場合は、白い粉が肩に落ちていないかにも注意が必要です。紺や黒のスーツの上ではよく目立つため、出かける前に肩や背中を鏡で確かめておきましょう。香りの強いものも、面接では使わないほうが無難です。
面接に向けて髪を染めるときの注意点
今の髪色が目安より明るいなら、面接に合わせて染め直すことも考えてみましょう。ただし、染める時期が早すぎたり遅すぎたり、自分で染めて失敗したりすると、面接当日にかえって悪目立ちしてしまいます。

面接の数日前〜1週間前に染める
面接の日程が決まったら、美容院の予約もあわせて入れておきましょう。美容院によっては希望の日に予約が取れないことがあり、染める時期がずれ込むおそれがあるためです。
染める時期の目安は、面接の「数日前から1週間前」です。前日や当日に染めると色がまだ髪になじまず、仕上がりに違和感が残ることがあります。逆に時間を空けすぎると、面接の日には色落ちが進んでいたり、根元が伸びて地毛との差が出ていたりします。
セルフカラーより美容院に任せる
髪色を暗くするなら、セルフカラーよりも美容院に任せるほうが確実です。美容院なら髪の状態を見ながら自然な色に仕上げてもらえるうえ、「転職活動の面接用」と伝えれば、面接にふさわしいトーンを美容師と相談しながら決められます。将来また明るい色に戻すつもりがあることも、あわせて相談できます。
市販のカラー剤で自分で染めると、手が届きにくい場所に色ムラが残ったり、思っていた色にならなかったりすることが少なくありません。明るい髪を暗くする場合はとくに均一に染まりにくく、面接の直前に失敗すると、直す時間がとれないまま本番を迎えることになります。
黒染めスプレーは避ける
面接の日だけ髪を黒くできる黒染めスプレーは手軽に見えますが、面接では避けたほうが無難です。スプレーは表面に色をのせているだけなので「人工的な黒」になりやすく、対面の距離では不自然さが伝わりやすくなります。
また、雨や汗で濡れると色が落ち、顔やシャツの襟元を汚してしまうおそれもあります。シャンプーで落とせる気軽さはあっても、大事な面接の最中にこうしたトラブルが起きる危険を考えると、ヘアカラーで染めておくほうが安心です。
地毛が明るい人は無理に染めなくてよい
もともと髪の色が明るい方は、面接のために暗く染めなくても問題ありません。地毛の色を無理に暗くすると、かえって違和感が出る場合もあります。
染めていると誤解されないか心配なときは、履歴書に「髪色は地毛です」と一言書いておく方法があります。先に伝えておけば、面接中に髪色を気にせず話に集中できるでしょう。
髪色に迷ったときはどうする?
ここまでの目安を参考にしても、ご自身の髪色が問題ないかどうか、判断しきれないこともあるでしょう。そのようなときの考え方と、客観的な意見を得る方法を紹介します。
暗めに寄せて減点を防ぐ
自分の髪色が大丈夫か迷ったら、少し暗め・控えめな色に寄せておくのが安全です。面接官の価値観は実際に会うまでわからず、明るめの色が許されるかどうかは相手次第だからです。暗めの色であれば、業界を問わずなじみやすいといえます。
面接の場では、見た目で「加点」を取りにいくより、「減点」を避けることを優先したいところです。髪色が目立たなければ、面接官は応募者の経験や考え方といった「話の中身」に意識を向けやすくなります。準備してきた受け答えをしっかり伝えるためにも、髪色で余計な引っかかりをつくらないようにしましょう。
<参考記事>
【中途採用の面接対策】面接で聞かれる定番質問と回答例を徹底解説
家族や美容師に客観的に見てもらう
髪色が面接に合っているか判断がつかないときは、家族や友人、美容師など「第三者」に率直な意見を聞いてみましょう。本人が問題ないと感じている色でも、周りの目には明るく映っている場合があります。根元の伸びや傷み具合もあわせて見てもらうと、面接前に直すべき点がはっきりします。
転職エージェントに応募先の傾向を聞く
応募先にふさわしい髪色の程度を知りたいときは、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。転職エージェントは企業ごとの社風や社内の雰囲気、面接で重視される点まで把握しているため、応募先に合わせて「どのくらいの明るさなら問題ないか」を具体的に教えてもらえます。
面接対策のなかで、受け答えの練習とあわせて髪色などの身だしなみについても助言を受けられるのが利点です。求人票やホームページだけでは判断がつかないときは、一人で抱え込まずに相談してみてください。
<参考記事>
転職エージェントはとりあえず話だけでも大丈夫?賢い使い方を紹介
【キャリアアドバイザーに聞く】転職活動中の髪色の相談とアドバイス
転職活動中の身だしなみは、キャリア相談の場でもさまざまな質問が寄せられるテーマです。ここでは、髪色について、キャリアアドバイザーが普段どのようにアドバイスしているかをまとめました。
髪色のご相談を受けたときにお伝えしているのは、髪色そのものの良し悪しよりも、面接の場でどう受け止められるかということです。少し茶色い程度であれば、オンラインの面接や証明写真で問題になることはあまりありません。ただ、私から見て明るめだと感じた方には、染め直すほどの色ではなくても「少し明るく感じます」と率直にお伝えするようにしています。
「転職活動のためだけに髪を染めたくない」という方には、選考の進み具合に合わせて考えることをおすすめしています。オンラインの面接であれば、髪を後ろでまとめるだけでも明るさはそれほど気にならなくなります。インナーカラーも、面接のときだけ髪を結んでおけば、色を残したまま臨めます。ただ、対面の面接に進んだら、髪色をどうするかあらためて考えていただくようお伝えしています。
応募先に合わせて一時的に髪色を変えることは、転職活動ではある程度前提になると考えています。企業が髪色のルールを設けているのは、取引先やお客様に合わせて成果を上げるための判断であり、そこに合わせられるかどうかは、その会社の考え方を受け入れられるかどうかにもつながるからです。もし「この会社で活躍したい」という気持ちよりも「髪色を変えたくない」という気持ちのほうが強いと気づいたら、それはご自身が大切にしている価値観です。そのまま入社しても、髪色に限らず会社とのずれを感じ、ミスマッチにつながるおそれがあります。その場合は、ご自身の価値観を大切にできる会社かどうかを、転職活動の軸にしてみてください。正解はなく、ご自身が納得できるかどうかがすべてだと思います。
また、最近はダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の考え方から、履歴書の顔写真を不要にするなど、見た目を選考の判断材料にしない企業も出てきています。ただ、その広がり方は地域や企業規模によって差があるため、今は応募先に合わせて考えることが大切です。
【FAQ】転職活動の髪色に関するよくある質問
ここでは、転職活動中の方から寄せられる髪色に関するよくある質問に、キャリアアドバイザーの視点でお答えします。
Q.男性と女性で髪色の目安は違いますか?
A.基本の目安は男女共通で、8トーン以下の地毛に近い自然な色です。男性の場合は、黒髪か、黒に近い暗めの茶色にしておくのが無難です。女性の場合は、真っ黒よりも、少し明るさを残した黒やダークブラウンのほうが自然に見えることがあります。
Q.証明写真を撮ったあとに髪色を変えてもよいですか?
A.面接までに髪色を変えるなら、写真に近い色にとどめておくのが望ましいでしょう。写真と当日で髪色が大きく違うと、以前撮った写真をそのまま使っているのではないかと思われることがあります。
写真館によっては、撮影した写真の髪色を暗く修正してくれるところもあります。この方法を使った場合は、面接までに写真と同じくらいの色に染めておかないと、実物との差がかえって目立ってしまいます。
Q.入社後はいつから髪色を明るくしてもよいですか?
A.入社して、職場の身だしなみの基準を確かめてからにするのが安全です。
また、面接に向けて暗く染めた髪を短期間で再び明るくすると、髪に負担がかかります。染め直しを繰り返すときは間隔をあけ、トリートメントなどで手入れをしながら変えていくことをおすすめします。
髪色を整えて、面接の準備に集中しよう
転職活動の髪色で大切なのは、応募先の業界や社風に合った色を選ぶことです。迷ったときは少し暗めに整え、面接ではご自身の経験や強みを伝えることに集中しましょう。
ただ、どこまでの明るさが許されるかは企業によって異なり、一人で判断するのは難しいものです。応募先の雰囲気がつかめないときは、身だしなみを含めた面接準備を転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
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- 監修者
- 下﨑 和志 (しもざき かずし)
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