更新日[ 2025/12/25 ]
転職が不安なのはなぜ?4つのタイプ別原因と解消法をプロが解説
「転職したいけど、失敗したらどうしよう」「新しい職場でやっていけるか不安」・・・
転職を考えたとき、こうした漠然とした不安から一歩が踏み出せない、という人は多いのではないでしょうか。
転職という大きな変化を前に不安を感じるのは当然のことです。大切なのは、その「不安の正体」を明らかにし、一つひとつ解消していくことです。
本記事では、転職希望者が抱えやすい不安の「4つの原因タイプ」と、不安を解消する「5つの基本準備」をプロの視点で解説します。
さらに、キャリア相談の現場で実際に寄せられる「リアルな不安の声」や、キャリアアドバイザーが具体的にどのような支援を実施しているかも紹介し、あなたの次の一歩をサポートします。
転職への「漠然とした不安」で、第一歩が踏み出せずにいませんか?
- 「失敗したらどうしよう」と悪い想像ばかりしてしまい、動けなくなる
- 今の会社に不満はあるが、外の世界で通用する自信がない
- 転職活動を何から始めればいいか分からず、時間だけが過ぎていく…
目次
- 転職に不安を感じているのは、あなただけではない
- 転職は「特別なこと」ではない
- 不安を放置し、行動しないことのリスクとは
- 転職が不安な「4つの原因」とは?タイプ別に解説
- 1.【キャリア・スキル】への不安
- 2.【新しい環境】への不安
- 3.【待遇・生活】への不安
- 4.【転職活動・将来】への不安
- 【キャリアアドバイザーに聞く】キャリア相談で実際に多い「不安」の声
- [転職活動をはじめる前に]不安を解消する5つの基本準備
- 自己分析(キャリアプラン)を深める
- 情報収集(市場価値・企業研究)を徹底する
- 資格取得やスキルを磨くことで自信につなげる
- 退職に向けて段取りを考える
- 周囲(転職経験者・プロ)に相談する
- [転職活動のプロセス別]よくある不安と乗り越え方
- 転職活動の基本的なステップ
- 【活動中】現職の業務と両立できるか不安
- 【活動中】書類選考や面接で通過できるか不安
- 【内定後】退職交渉がスムーズに進むか不安
- 【内定後】決断に後悔しないか不安
- 【内定後】転職先で期待に応えることができるか不安
- 転職活動中の「不安」との向き合い方・マインドセット
- 不安な感情と「うまく付き合う」
- 不安を「挑戦の証」として肯定する
- 現状の自分を受け入れ、無理をしない
- 焦って決めようとせず、冷静に判断する
- 転職を「しない」判断も重要。一度立ち止まるべき人の特徴
- 転職の目的や軸が曖昧
- 動機が「現職からの逃げ」だけになっている
- 今の仕事で「やり切った」経験がない
- 転職のタイミングが今ではない
- 不安で行動できない時はどうする?「小さな一歩」の踏み出し方
- まずは簡単なことから始めてみる
- 一人で抱え込まず、プロ(転職エージェント)の力を借りる
- 【キャリアアドバイザーに聞く】実際のキャリア相談では「不安」に対してどうサポートしている?
- 不安を「自信」に変え、納得のいくキャリア選択を
転職に不安を感じているのは、あなただけではない
転職という大きな環境の変化に対して、不安や怖さを感じるのはごく自然なことです。
実際に、私たち「リクパーキャリア」に相談に来られる方の多くも、「転職して後悔しないだろうか」「自分のスキルで本当に通用するのか」といった、さまざまな不安を抱えています。
まずは「不安を感じているのは自分だけではない」と受け止め、その正体(原因)を知ることから始めましょう。
転職は「特別なこと」ではない
厚生労働省の「令和4年版 労働経済の分析」によると、正規雇用労働者のうち男女ともに半数以上が転職を経験しています。これは転職が決して珍しい出来事ではなく、社会全体で広く行われている行動であることを示しています。
さらに、就業経験年数が5~9年の比較的若い層に注目すると、男性は38.2%、女性は42.0%と、約4割が転職を経験しているのです。つまり、キャリアの初期段階においても転職は一般的であり、特別視する必要はありません。多くの人が同じように挑戦し、次のステップへと進んでいます。

出典:「令和4年版 労働経済の分析」(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/21/backdata/02-02-22.html
不安を放置し、行動しないことのリスクとは
転職に不安を感じるのは自然なことですが、だからといって動かずにいることにもリスクがあります。 例えば、人間関係の悪化や過度な残業などのストレスを放置すれば、体調を崩してしまったり、うつ病などの心の病を患ってしまったりする可能性があります。
さらに、現職に留まり続けることで新しい経験やスキルを得る機会を失い、将来のキャリアの選択肢が狭まってしまう恐れもあります。やりがいを感じられないまま年月を重ねれば「こんなはずではなかった」と後悔することも少なくありません。
転職にはリスクがある一方で、「転職しないこと(現状維持)」にも同様にリスクが存在するのです。
<参考記事>
スキル不足が気になる30代の転職は可能?成功のポイントを解説
転職が不安な「4つの原因」とは?タイプ別に解説
漠然とした転職への不安を解消するには、まずその正体を明らかにすることが大切です。
ここでは、転職希望者が抱えやすい不安を4つのタイプに分類しました。自分がどれに当てはまるか確認してみましょう。
1.【キャリア・スキル】への不安
最も多いのが、「自分のスキルが通用するのか」「年齢的に不利ではないか」といった、自身の能力や市場価値に関する不安です。
未経験分野への挑戦であれば「未経験でも本当に大丈夫か」と迷い、経験者であっても「今の役職や待遇が維持できるか」を懸念します。さらに「新しい会社で正当に評価されるのか」という点も大きな不安要素です。
これらは、自分の「市場価値」が客観的に見えていないことから生じる不安と言えます。
<参考記事>
キャリアの考え方|キャリアプランの作り方と思いつかないときのヒント
2.【新しい環境】への不安
新しい職場では、文化や雰囲気に適応できるかどうかが大きな壁となります。
「上司や同僚と良好な関係を築けるか」「社風に馴染めるか」という人間関係の懸念は強く、孤立感を恐れる人も少なくありません。さらに、入社後に「仕事内容が求人票や面接で聞いた内容と違ったらどうしよう」という、期待とのギャップ(ミスマッチ)に対する不安もこのタイプに含まれます。
3.【待遇・生活】への不安
転職によって「年収が下がるのではないか」という心配は、生活基盤に直結するため非常に現実的な不安です。さらに、「労働条件が悪化したらどうしよう」「ブラック企業だったらどうしよう」といった、環境悪化への恐れもあります。
また、家族がいる場合、収入減少や勤務時間の変化がパートナーや子どもの生活に影響を及ぼすことへの懸念も、行動をためらわせる大きな要因となります。
<参考記事>
年収が下がる転職はやめたほうがいい?後悔しない許容範囲と交渉方法
4.【転職活動・将来】への不安
転職活動そのものに対する不安です。
「本当に転職先が見つかるのか」「活動が長期化してしまうのではないか」といったプロセスの不安に加え、「この選択で後悔しないか」「辞めると伝えるのが怖い」「転職を繰り返してしまうのでは」といった心理的な負担も含まれます。
「転職して失敗したらどうしよう」という将来への恐れが、最初の一歩を重くしてしまうのです。
【キャリアアドバイザーに聞く】キャリア相談で実際に多い「不安」の声
実際の現場では、特に「未経験分野への挑戦」や「働く環境の変化」について、切実なご相談をよくいただきます。 例えば、実際に相談者様から寄せられるのは、次のような声です。
「やりたいことはあるけれど、未経験なので自信がない…」
「ずっと営業畑でしたが、実はマーケティングや企画職に興味があります。でも、未経験で採用してくれる企業なんてあるのでしょうか?」
「今の業界に先行き不安を感じていて…。成長産業に転身したいですが、私の今のスキルで通用するのか自信がありません」
「エンジニアとして、今の技術だけでなく新しい技術にも幅を広げたいです。でも求人を見ても、どこが自分の希望に合う環境なのか分からなくて…」
「UIターン転職を考えているけれど、待遇や環境が心配…」
「いつかは地元に戻りたいですが、都心に比べて年収がガクンと下がるのが怖くて踏み出せません」
「地方だと仕事のスケールが小さくなって、キャリアの成長スピードが止まってしまうんじゃないかと不安なんです」
このように、多くの方が「現状を変えたい」という前向きな希望と、「変化することへの恐れ」の間で揺れ動いていらっしゃいます。
こうした不安を抱えているのは、あなただけではありませんので安心してください。
<参考記事>
Uターン転職のメリットとは?デメリットと併せて解説
[転職活動をはじめる前に]不安を解消する5つの基本準備
不安の正体がわかったら、次に行動(準備)することで不安を解消していきましょう。
ここでは、転職活動を始める前に取り組むべき、不安の根本を解消するための5つの基本的な準備を解説します。
自己分析(キャリアプラン)を深める
不安の原因を特定しないまま行動すると、判断に迷いが生じやすくなります。まずは自己分析を通じて、自分の「強み」や「弱み」を客観的に理解し、キャリアプランを再構築しましょう。
これにより、応募先企業に対して「どのように貢献できるか」を具体的に伝えられるようになります。さらに、希望条件を明確にし、譲れない点と妥協できる点を整理することで、企業選びの軸が定まります。
自己分析は単なる準備ではなく、不安を自信に変える最も重要なプロセスです。
<参考記事>
転職時の自己分析のやり方は?自己分析シートの活用方法を解説
情報収集(市場価値・企業研究)を徹底する
自分の市場価値を正しく理解することも大切です。経験やスキルがどの程度評価されるのかを把握すれば、過度な不安は消え、自信を持って活動を進められるようになります。
また、企業研究を徹底することで、求人票だけでは見えない職場環境や社風、待遇の実態を知ることができます。
情報収集は求人サイトや企業ホームページだけでなく、業界ニュースや口コミ、OB・OG訪問など多角的に行うことが望ましいです。「知らない」からこそ不安になるため、情報を集めることが一番の処方箋となります。
資格取得やスキルを磨くことで自信につなげる
「経験不足で評価されないのでは」という不安には、スキルの習得が有効です。
資格取得や新しいスキルの学習を通じて知識を積み重ねれば、面接で具体的にアピールできる材料となります。資格は客観的に能力を示す指標となるため、採用担当者に安心感を与える効果もあります。
何より、「努力している」という事実が自分自身の自信につながり、挑戦を前向きに捉えられるようになるはずです。
退職に向けて段取りを考える
「辞める時のトラブル」や「生活への影響」が不安な場合は、事前のシミュレーションが効果的です。
まず、家族にキャリアの方向性を共有し、収入面などの変化について話し合っておきましょう。
次に、現職への伝え方を考えます。退職理由を前向きに説明し、会社や上司への感謝を伝えることで、円満退職につながります。さらに、業務の引継ぎ内容を整理しておくことも欠かせません。後任者が困らないよう準備することで、「迷惑をかけるかも」という不安を軽減し、安心して次のステップへ進めるようになります。
周囲(転職経験者・プロ)に相談する
一人で抱え込まず、周囲に相談することも重要です。
転職経験のある知人に話を聞けば、実体験に基づいたリアルなアドバイスが得られます。また、転職エージェントなどのプロに相談することも有効です。エージェントは求人市場の動向や企業の内部事情を把握しているため、客観的な情報を提供してくれます。さらに、応募書類の添削や面接対策など、実践的なサポートを受けられる点も心強いでしょう。
孤独に悩むのではなく、専門家の知恵を借りることで、安心して前向きに活動に取り組めるようになります。
[転職活動のプロセス別]よくある不安と乗り越え方
基本的な準備が整ったら、いよいよ活動開始です。 ここでは、活動の「時期」ごとに生じやすい具体的な不安と、その乗り越え方を解説します。
転職活動の基本的なステップ
まずは全体像を把握しましょう。転職活動は一般的に以下の流れで進みます。
<事前準備> 自己分析・企業研究
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<応募>履歴書・職務経歴書の作成と応募
▼
<選考>面接(複数回)、適性検査
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<内定・退職>条件交渉、退職手続き、引継ぎ
この流れを理解しておけば、見通しが立ち、漠然とした不安を軽減できます。
<参考記事>
転職活動は何から始めるべき?全体の流れと事前準備、やることリストを徹底解説
【活動中】現職の業務と両立できるか不安
働きながらの活動で多いのが、「時間がない」「現職にバレないか」という不安です。
これらは、スケジュールの優先順位を決め、業務後や休日を有効に使うことで乗り越えられます。面接などで休暇を取る際は、理由を曖昧にせず「私用」として堂々と申請するのが自然です。
また、転職エージェントを活用すれば、日程調整や企業との連絡を代行してもらえるため、時間的な負担を軽減できます。
<参考記事>
働きながらの転職活動は可能?成功のコツと効率的な進め方を解説
【活動中】書類選考や面接で通過できるか不安
「自分の強みをうまく伝えられるか自信がない」という不安は、準備と練習で解消できます。
職務経歴書では、単なる経歴の羅列ではなく、具体的な成果や数字を交えて記載しましょう。面接については、想定質問への回答を準備し、繰り返し声に出して練習することが自信につながります。
第三者に模擬面接を依頼し、客観的なフィードバックをもらうのも非常に効果的です。
【内定後】退職交渉がスムーズに進むか不安
内定後に多いのが「上司にどう思われるか」「引き止められたらどうしよう」という不安です。
これらは、退職の意思を固く持ち、誠実に伝えることで乗り越えられます。感謝の気持ちを伝えつつも、「次に行きたい」という前向きな理由を説明すれば、多くの場合は理解を得られます。
事前に「いつ伝えるか」「何と言うか」を決めておき、引継ぎの準備もしっかりとしておくことが、円満退職の秘訣です。
【内定後】決断に後悔しないか不安
内定が出た後に「本当にこの会社でいいのか」と迷う、いわゆる「内定ブルー」に陥る人も少なくありません。
この不安を解消するには、原点に立ち返りましょう。入社条件や仕事内容を改めて確認し、自己分析で決めた「転職の軸」と照らし合わせることで、選択の妥当性を再確認できます。
また、一人で悩まず、信頼できる人や転職のプロに相談するのも有効です。客観的な視点からのアドバイスをもらうことで、迷いを整理でき、後悔のない決断につながります。
<参考記事>
転職の失敗談あるある7選!後悔しない転職の仕方とは?
【内定後】転職先で期待に応えることができるか不安
この不安を軽減するには、まず入社予定の企業や配属部門について情報収集を行い、仕事内容や求められるスキルを把握することが大切です。第三者に相談し、客観的な視点を得ることでご自身の強みや不足点を整理できるでしょう。
また、条件面談や事前質問の場を活用し、
「入社までに勉強しておいた方が良いことはありませんか?」
「入社までに自己研鑽したいのですが、今の私のスキルで不足していることを教えてください」
と尋ねるのも有効です。
可能であれば、配属部門の方や直属の上司になる方に聞ければベストです。具体的な準備ができれば、自信を持って初日を迎えられるでしょう。
転職活動中の「不安」との向き合い方・マインドセット
どんなに万全の準備をしても、不安が完全に消えるわけではありません。
ここでは、転職活動中に不安に押しつぶされそうになった時に役立つ、心の持ち方を紹介します。

不安な感情と「うまく付き合う」
不安を無理に消そうとすると、余計に意識して辛くなってしまいます。
「今、自分は不安を感じているな」と認め、客観的に自分を見るようにしましょう。「不安があるのは当然のこと」と割り切ることで、心に余裕が生まれます。
不安を「挑戦の証」として肯定する
不安を感じるのは、あなたが新しいことに挑戦しようとしている証拠です。「不安=悪いこと」ではなく、「成長しようとしているサイン」だと捉え直してみましょう。
例えば「面接で失敗するかもしれない」という不安は、「準備不足」という課題を教えてくれているとも言えます。つまり、不安はご自身の弱点や改善すべき方向性を示してくれる羅針盤なのです。
不安を否定せず、準備をするための原動力に変えることで、前向きに行動できるようになります。
現状の自分を受け入れ、無理をしない
人は新しい環境に挑戦する際、「もっと完璧に見せなければ」と思いがちですが、それはかえって不安を強める原因になります。
大切にすべきなのは、ありのままの自分を認め、「今の自分には何ができるか」「これからどう成長していくか」という未来のアクションに焦点を当てることです。過去の不足や弱点を過度に隠すのではなく、「どう改善していきたいか」という意欲を示す方が、前向きな姿勢として評価されます。
転職は「完璧な自分」を演じる場ではなく、「成長していく自分」を見てもらう機会だと捉え直すことで、過度なプレッシャーから解放されるはずです。
焦って決めようとせず、冷静に判断する
不安だからといって、「どこでもいいから早く決めて楽になりたい」と焦るのは禁物です。
焦って転職先を決めると、ミスマッチの原因になります。転職は人生の大きな分岐点です。「不安だからこそ、慎重に選ぶべきだ」と言い聞かせ、冷静に選択肢を見極める姿勢を持ち続けましょう。
転職を「しない」判断も重要。一度立ち止まるべき人の特徴
転職は万能の解決策ではありません。時には「転職しない」という判断が正しいこともあります。
ここでは、どのようなケースで立ち止まるべきか解説します。
転職の目的や軸が曖昧
「なんとなく今の会社が嫌だ」というだけで、次に何をしたいかが明確でない場合は注意が必要です。 目的や軸がないまま動くと、求人票の条件に振り回され、結局どこに行っても満足できない可能性があります。まずは「なぜ転職したいのか」を徹底的に深掘りしましょう。
動機が「現職からの逃げ」だけになっている
現職への不満(人間関係や業務量など)だけが理由の場合、環境を変えても同じ問題に直面するリスクがあります。まずは現職で、上司や同僚に相談したり、業務の進め方を工夫したりして解決できないか考えてみましょう。
もし改善が難しいと判断した場合でも、「逃げ」ではなく「転職で何を実現したいか(目的)」を明確にすることが大切です。目的が定まれば、納得感のある選択ができるようになります。
今の仕事で「やり切った」経験がない
現職でまだ成果を出せていない、やり切っていないと感じる場合も、一度立ち止まるべきかもしれません。
困難を乗り越えた経験や実績は、転職活動での大きなアピール材料になります。今の課題から逃げずに取り組み、小さな成功体験を積んでからでも、転職は遅くありません。
転職のタイミングが今ではない
「どう変わりたいか」が明確でないなら、今はまだそのタイミングではないのかもしれません。
そんな時は、今の仕事を続けながら情報収集だけ進めたり、スキルアップに時間を割いたりする「準備期間」と捉えましょう。焦らず、機が熟すのを待つのも賢明な判断です。
不安で行動できない時はどうする?「小さな一歩」の踏み出し方
不安の原因を特定して準備しても、最後の一歩が踏み出せないこともあるでしょう。そんな時は、一人で抱え込まずに第三者の力を借りることも有効です。
まずは簡単なことから始めてみる
いきなり面接や大きな決断をしようとすると、心理的負担が大きく動けなくなってしまいます。まずは、「転職サイトに登録してみる」「気になる求人を眺めてみる」「職務経歴書をとりあえず書いてみる」といった、ハードルの低いことから始めてみましょう。小さな行動の積み重ねが、やがて大きな自信に変わります。
一人で抱え込まず、プロ(転職エージェント)の力を借りる
一人で悩んでいるなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
エージェントは求人紹介だけでなく、自己分析のサポートや、客観的なキャリアのアドバイスを行ってくれます。自分の市場価値を客観的に教えてもらったり、書類の添削を受けたりすることで、「自分でもいけるかもしれない」という自信が得られるはずです。
【キャリアアドバイザーに聞く】実際のキャリア相談では「不安」に対してどうサポートしている?
転職エージェント=「すぐに求人を紹介されて、応募を急かされる」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。 リクパーキャリアでは、不安を抱える求職者に対して、以下のようなスタンスでサポートを行っています。
◆無理に転職を勧めない
転職はあくまで手段です。まずは「不安の言語化」や「転職によるメリット・デメリットの整理」をするための“壁打ち相手”になります。整理できた上で、転職するかどうかを決めるのは求職者ご自身です。◆「初めての転職」への手厚いフォロー
初めての転職活動で不安なのは当然です。だからこそエージェントが存在します。活動の進め方や、エージェントを使うメリット・デメリットの説明から始め、選考過程の判断が必要なポイントでは細かくフォローを行います。◆何でも相談できるパートナーとして
情報提供や選考対策はもちろんですが、不安に思っていることを何でも相談してください。「こんなことを聞いてもいいのかな?」と遠慮せず、プロを使い倒すつもりで頼っていただければと思います。
不安を「自信」に変え、納得のいくキャリア選択を
転職活動の不安は、原因を特定し、正しい準備(自己分析、情報収集、相談)をすることで解消できます。行動すれば、不安は確実に軽減していきます。
しかし、その準備を一人で行うこと自体が「不安」の種になることもあります。特に「自分の市場価値の判断」や「企業のリアルな実態」は、個人で収集するには限界があります。 ミスマッチのない転職を実現するために、まずは転職のプロに「不安な気持ち」を相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。
九州・沖縄エリアに特化した「リクパーキャリア」には、地場の転職事情を知り尽くしたプロが在籍しています。
「未経験でも本当に通用する?」
「九州にUターン転職したら待遇はどうなる?」
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- 髙野 智愛 (たかの ちより)
キャリアアドバイザー【国家資格 キャリアコンサルタント】
海外大学卒業後、大手製造小売企業に新卒入社。同人事部において年間400名を超える国内外の採用業務に従事。 その後、結婚・第2子出産を機に転職し、誰かのターニングポイントに関わりつつ、地元九州へ恩返しをしたいという想いからキャリアアドバイザーへ転身。 若手層を中心に、いち社会人として、時には女性として、母としてなど様々な視点から転職支援を行っています。
【国家資格 キャリアコンサルタント】