更新日[ 2026/05/27

「20代後半の転職は厳しい」と言われる理由は?成功のコツを解説

「20代後半での転職は厳しいのでは…」「アピールできるスキルがないけれど大丈夫?」
今後のキャリアを考えたとき、こうした漠然とした不安から一歩が踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、20代後半の転職は決して厳しくありません。ただし、「第二新卒(20代前半)」の頃とは企業からの評価基準が変わるため、その違いを正しく理解して準備をすることが重要です。
本記事では、20代後半の転職が厳しいと言われる理由や、未経験転職のリアルなリスク、選考を通過して納得のいくキャリアを築くための5つのポイントをプロの視点で徹底解説します。

この記事でわかること

  • 20代後半の転職が厳しいと言われる理由
  • 20代後半の転職を成功させるポイント
  • 未経験分野への転職に潜むリスク

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目次

  • 20代後半の転職が「厳しい」と誤解される5つの理由
    • 「第二新卒枠」から外れる不安
    • アピールできるスキルの不足感
    • 企業が求める即戦力性とのギャップ
    • キャリアの一貫性と分岐点
    • ライフイベントによる働き方の変化
  • データで見る20代後半の転職市場
  • 20代後半の未経験・異業種転職に潜む3つのリスク
    • 経験リセットによる「年収ダウン」と適応負担
    • 現職での実績がないまま動く「逃げの転職」
    • 焦りや不満だけで動く「受け身の転職」
  • 20代後半の転職成功に向けた5つのポイント
    • 1.徹底的な自己分析とスキルの棚卸し
    • 2.ライフプランを踏まえた条件整理
    • 3.キャリアの方向性と軸の確立
    • 4.企業研究による相性の見極め
    • 5.未経験と経験者求人の並行応募
  • 【キャリアアドバイザーに聞く】20代後半の転職成功エピソード
    • 【Aさん・20代後半・法人営業】未経験職種へのこだわりを捨て、本来の強みを活かして「理想の働き方」を叶えた事例
    • 【Bさん・20代後半・機械設計】「30歳目前の分岐点」で自分なりの軸を確立し、最先端産業へ異業種転職を成功させた事例
  • 転職エージェントに相談するメリット
    • プロの視点による「客観的な市場価値」と「強み」の発見
    • 求人票からは見えない「リアルな内部情報」の把握
    • 「現職に留まる選択肢」も含めたフラットなキャリア相談
  • 【Q&A】20代後半の転職でよくある質問
    • Q.近いうちに結婚・出産を考えていて、転勤がない仕事を希望しています。転勤なし(地域限定)の働き方を希望すると、転職は難しくなりますか? 
    • Q.現在「29歳」です。30歳になる前に急いで転職先を決めたほうが有利ですか? 
    • Q.周りの友人が次々と転職や昇進をしていて焦っています。今の会社に大きな不満はないですが、「このままでいいのか」というモヤモヤだけで転職してもいいですか?
    • Q.20代後半の平均年収に比べて、自分の今の給与は低い気がします。転職で一気に年収を上げることは可能ですか?
    • Q.20代後半から全くの未経験職種に挑戦するのはもう遅いですか?
  • 後悔のない20代後半のキャリアを築くために
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20代後半の転職が「厳しい」と誤解される5つの理由

20代後半の転職が「厳しい」と言われる背景には、企業側の評価基準の変化や、この年代特有の事情が絡み合っています。本来は十分な可能性があるにもかかわらず、なぜ難しく感じられるのか、誤解を生む5つの原因を紐解いていきましょう。

「第二新卒枠」から外れる不安

社会人経験が3年未満の20代前半であれば、成長性や意欲が評価される「第二新卒」としてポテンシャル採用の対象になることが一般的です。しかし、20代後半に入るとこの枠組みから外れてしまうため、「未経験の職種や新しい業界の求人には、もう応募すらできないのではないか」と思い込んでしまう傾向があります。
年齢の区切りだけを理由に自ら選択肢を狭めてしまう心理が、転職の難しさを生む一因です。

アピールできるスキルの不足感

社会人として一定の期間働き、日々の業務はこなせるようになってきたものの、いざ他社へ移ることを想定した際、「即戦力として誇れるような特別な実績がない」と立ち止まってしまう方は多いものです。これまでの職場で担当してきた業務範囲や役割によって、身につく経験値にはどうしても個人差が生じます。そのため、自分の持っているスキルが転職市場で通用するレベルなのか判断できず、自信を失いやすい時期でもあります。
ポテンシャルだけで評価されていた頃とは異なり、明確な強みを提示しなければならないというプレッシャーが、自らハードルを高く設定してしまう要因となっています。

企業が求める即戦力性とのギャップ

採用を行う企業側の視点も、20代前半と後半では変化します。20代前半までは基本的なビジネスマナーや熱意が評価されやすいのに対し、20代後半になると「過去の経験をもとに自社でどう活躍・貢献できるか」という再現性が求められ始めます。
若手としてのポテンシャルと、30代に求められる即戦力への期待のはざまに立たされるため、企業が求める基準に自分が到達していないのではないかと、ギャップに苦しむ構造があると言えます。

キャリアの一貫性と分岐点

20代後半は、今後の職業人生をどのような軸で築いていくかという中長期的な方向性を定める重要なタイミングです。だからこそ採用を行う側も、「なぜ今の環境を手放してまで、このタイミングで新しい道へ進むのか」という点をシビアに見極めようとします。過去の経歴と今後のビジョンに繋がりが感じられなかったり、単に「現状から抜け出したいだけ」という印象を与えたりすると、早期離職を懸念されてしまいます。
これまでの歩みとこれからの目標を論理的に結びつけて説明する難しさが、転職活動の厳しさとして表れているのでしょう。

ライフイベントによる働き方の変化

年齢的に、結婚や子育て、住宅購入といった大きなライフイベントが視野に入ってくることも、転職活動に影響を与えます。求職者自身の中で、残業時間や勤務地、休日など「働く上で譲れない条件」が増えるため、身軽に動けなくなるのが実情です。
また、企業側も「長く定着して働いてくれるか」を懸念する場面があるため、自身のライフプランと企業が提供する環境のすり合わせが複雑になることが、特有の難しさを生んでいます。

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データで見る20代後半の転職市場

「厳しい」というイメージを持たれることもありますが、実際の中途採用市場において、20代後半は非常に需要が高く、企業から期待されている年代です。
リクパーキャリアの支援実績データを見ても、多くの方がこの時期に新たな一歩を踏み出していることがわかります。

データで見る20代後半の転職市場 No.88

※2024年・2025年にリクパーキャリアのサービスを利用して転職した人の年代別割合

データが示す通り、20代後半の転職成功者が全体の3割以上を占め、すべての年代の中で最も多い割合となっています。企業側は、社会人としての基礎的なビジネススキルと、新しい組織文化に順応できる柔軟性を併せ持つこの年代を高く評価しています。年齢を理由に不安を感じる必要はありません。これまでの経験とアピールポイントをしっかりと整理して臨めば、理想の転職を実現しやすい活況な市場だと言えます。

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20代後半の未経験・異業種転職に潜む3つのリスク

20代後半は社会人としての基礎が身についており、未経験の業界や職種へ挑戦するには適した時期だと言えます。しかし、事前の覚悟やリスクへの理解が不足したまま動き出すと、思わぬ失敗を招く可能性があるため注意が必要です。

経験リセットによる「年収ダウン」と適応負担

これまで培ってきた経験をそのまま活かせる経験者採用とは異なり、未経験領域へのキャリアチェンジでは、過去の専門的なスキルが一部リセットされることになります。そのため、前職での評価が給与にそのままスライドされず、入社直後は一時的に年収が低下する可能性が高いという現実は知っておく必要があります。加えて、業界や職種が大きく変わるほど、一から業務を覚える労力や新しい環境への適応負担も増大します。
自分が働くうえでどこまで年収ダウンを許容できるのか、そして新しい環境でゼロから学ぶ覚悟があるのかを、事前によく検討しておくことが求められます。

現職での実績がないまま動く「逃げの転職」

目の前の業務で目に見える成果を残せていない状態で転職を急ぐことは、大きなリスクを伴います。とくに未経験の領域へ飛び込もうとする場合、これまでの職場で確かな実績を築いていないと、採用担当者から「困難から逃げて環境のせいにしているのではないか」「入社後も壁にぶつかればすぐに辞めてしまうのではないか」といった厳しい評価を下されるリスクが高まります。結果として、今よりも条件の悪い環境を選ばざるを得なくなる悪循環に陥りかねません。もし胸を張って伝えられる成果が不足していると感じるならば、まずは期限を決めて今の仕事で目に見える貢献を果たしてから、次のステップへ進むという視点も必要です。

焦りや不満だけで動く「受け身の転職」

30歳という年齢の区切りが近づいてきたことへの焦りや、周囲の友人が環境を変えているからという理由だけで動き出すのも危険です。また、現職に対する不満の解消だけが目的になってしまうと、転職先で何を実現したいのかというキャリアの軸が定まりません。
このような受け身の姿勢や曖昧な志望動機は、面接の場で企業側に見透かされてしまい選考の通過を難しくします。また、仮に内定を得られたとしても、軸がないままでは入社後に「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを引き起こす原因になってしまいます。単に今の環境から抜け出したいという理由ではなく、将来のビジョンを見据えた前向きな目的を持つことが欠かせません。

<参考記事>
転職したいけどスキルがない?20代・未経験からの転職ガイド

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20代後半の転職成功に向けた5つのポイント

評価基準がポテンシャルから実績へと変わるこの時期、どのように活動を進めれば企業から「採用したい」と思ってもらえるのでしょうか。ここでは、選考を通過して納得のいく転職を実現するために実践したい、具体的なポイントを解説します。

20代後半の転職成功に向けた【5つのポイント】No.88

1.徹底的な自己分析とスキルの棚卸し

まずは、社会人になってからの業務内容や関わったプロジェクトを、入社当初から現在に至るまで時系列で振り返ることが第一歩です。これまでの経験から、どの業界でも通用する汎用的な「ポータブルスキル」や、自分ならではの強みを言語化していきます。
その際、アピールしたい成果については「売上を〇万円向上させた」「作業時間を月間〇時間短縮した」など、具体的な数値を用いて表現することが重要です。これにより、初めて経歴を見る採用担当者に対しても実績の規模感や貢献度が伝わりやすくなり、説得力が格段に高まります。

<参考記事>
転職時の自己分析のやり方は?自己分析シートの活用方法を解説

2.ライフプランを踏まえた条件整理

20代後半は、将来の結婚や子育て、マイホームの購入といったライフイベントを見据える時期でもあります。そのため、長期的な視点に立ち、就業環境や待遇、働き方の優先順位を一度整理することが大切です。将来の暮らしを想像しながら「自分にとって譲れない条件」を見極めることが、安心して長く働ける環境選びに繋がります。

3.キャリアの方向性と軸の確立

現状の不満を解消するといった短期的な視点だけでなく、「3年後や5年後に自分がどうなっていたいか」を考えることが求められます。洗い出した強みや整理した条件をもとに、自分なりのキャリアの軸を確立しましょう。
確固たる軸を持つことで企業選びに一貫性が生まれ、面接での受け答えにも強い説得力を持たせることができます。

<参考記事>
転職の軸とは?|面接での回答例文や練り上げるためのステップを紹介

4.企業研究による相性の見極め

求人票に記載されている給与や休日といった表面的な情報だけで判断せず、企業の実態を多角的にリサーチする姿勢が欠かせません。会社説明会への参加や採用ページの社員紹介の確認、口コミサイトのチェック、あるいは転職エージェントから「リアルな内部情報」を得ることで、企業文化や相性を客観的に見極めることが、入社後のミスマッチを防ぐ鍵となります。

<参考記事>
転職での企業研究の進め方は?目的やポイントをプロが解説

5.未経験と経験者求人の並行応募

未経験の分野へキャリアチェンジを目指す場合でも、未経験職種の求人だけに絞り込むのは避けましょう。今のスキルを活かせる「経験者向けの求人」にも並行して応募し、比較検討することが大切です。
両方の選考を同時に進める過程で、年収や仕事内容など「自分が本当に優先したい条件」が明確になり、より納得感のある最終決断を下すことが可能になります。

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【キャリアアドバイザーに聞く】20代後半の転職成功エピソード

20代後半特有の悩みや焦りを抱えながらも、実際に行動を起こして納得のいくキャリアを叶えた方はたくさんいらっしゃいます。ここでは、現場のキャリアアドバイザーがサポートした2名の成功事例をご紹介します。

【Aさん・20代後半・法人営業】未経験職種へのこだわりを捨て、本来の強みを活かして「理想の働き方」を叶えた事例

BtoBの法人営業をしていたAさんは、将来の結婚や子育てといったライフイベントによる働き方の変化を見据え、残業の少ない事務職へのキャリアチェンジを希望されていました。
しかし、第二新卒枠から外れた20代後半の未経験転職では、企業側から事務職としての即戦力をシビアに求められます。書類選考すら通らない日々が続き、Aさんはすっかり自信を失っていました。

まずは面談で、これまでの業務経験やスキルを徹底的に棚卸ししてみました。すると、Aさんの本当の強みは、顧客の懐に入り込む圧倒的な「対人折衝力(ポータブルスキル)」だと分かったんです。さらに、将来のライフプランを踏まえて希望条件を深掘りしていくと、本当に求めていたのは「事務という職種」ではなく、「ワークライフバランスを大切にしながら、長く働ける就業環境」だと気づかれました。

そこで、事務職への挑戦は続けつつ、Aさんが元々好きだったエンタメ業界の求人の中で、「土日休み・残業少なめ」というAさんの希望条件をしっかりと満たす「企画営業職」も選択肢に入れて、一緒に受けてみることをご提案しました。

結果として、強みである営業経験がダイレクトに評価され、大手エンタメ関連企業から見事内定を獲得。営業職でありながら「理想の働き方」を叶えることができ、さらに「やっぱり私は、人と関わって動く仕事のほうが好きだ」とやりがいも再認識できた、素晴らしい成功事例です。

【Bさん・20代後半・機械設計】「30歳目前の分岐点」で自分なりの軸を確立し、最先端産業へ異業種転職を成功させた事例

大手メーカーで機械設計をしていたBさんは、30歳を目前にしてキャリアの分岐点に立たれていました。このまま現職で管理職を目指すか、現場の技術者を極めるか・・・。また同時に、地元九州へUターンしたいというご希望もお持ちでした。 しかし、「自分には今の会社のやり方しか身についていない」と、他社でアピールできるスキルの不足感に悩まれていたんです。

そこで、面談でお話を伺いながら今後のキャリアの方向性と企業選びの軸を整理していきました。すると、Bさんの根底には「完成後の修正を前提とするのではなく、より早い段階から高い精度で品質を作り込むような、妥協のない設計に携わりたい」という、技術者としての強い想いがあることが分かりました。
この軸をもとに相性の良い企業をリサーチした結果、九州を拠点とする最先端のディープテック企業(精密機器メーカー)をご提案しました。高い安全性が求められる領域の製品は、一度世に出せば後からの修正が簡単には効きません。だからこそ、Bさんが求めている「初期段階から徹底して品質を追求する環境」にぴったり合致していたのです。

面接では、現職で培った品質へのこだわりを「新しい業界でも即戦力としてどう活かせるか」というストーリーに変換してしっかりアピールしていただきました。結果は見事内定。大手という安定ではなく、ご自身のブレない軸を信じて、理想の技術者としてのキャリアと地元へのUターンの両方を叶えられたケースです。

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転職エージェントに相談するメリット

納得のいく転職を実現するには客観的な自己分析や企業研究が欠かせませんが、働きながら自分一人ですべてを進めるのは簡単なことではありません。
効率的かつ有利に選考を進めるために、転職のプロであるエージェントを活用する具体的なメリットを解説します。

プロの視点による「客観的な市場価値」と「強み」の発見

自分自身のポータブルスキルや強みは、主観的な自己分析だけではなかなか気づきにくいものです。キャリアアドバイザーとの面談を通じて経歴を客観的に深掘りしてもらうことで、これまでの経験から思わぬアピールポイントを引き出すことができます。
さらに、プロの視点で正確な市場価値を測り、現在のスキルで採用される可能性のある幅広い求人を提案してもらえる点も大きな利点です。

求人票からは見えない「リアルな内部情報」の把握

応募書類の添削や面接に向けた実践的なアドバイスをもらえるだけでなく、企業の実態を詳しく知ることができる点も大きな強みです。求人票の情報だけでは分からない職場のリアルな雰囲気や、育休・産休の実際の取得状況など、面接の場で直接企業には聞きづらい疑問もエージェント経由で確認できます。
また、内定のタイミングを考慮した選考スケジュールの調整などを代行してもらえるため、効率的に活動を進めることが可能です。

「現職に留まる選択肢」も含めたフラットなキャリア相談

転職の理由や希望条件がまだまとまっていなくても、モヤモヤとした不満を言語化するサポートを受けることができます。また、相談したからといって無理に転職を勧められることはありません。
状況によっては「今は現職に留まり、部署異動を希望したり、新たな実績を作ってから動いたほうが良い」と、フラットな視点で選択肢を提示してくれるため、安心してキャリアや転職活動について相談することができます。

<参考記事>
転職エージェントは相談だけでもOK?おすすめの利用方法と注意点を解説
転職エージェントを複数利用する際の注意点と断る際のポイントを解説

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【Q&A】20代後半の転職でよくある質問

20代後半の求職者の方からキャリア面談でよく寄せられるリアルな疑問や不安について、リクパーキャリアのアドバイザーがお答えします。

Q.近いうちに結婚・出産を考えていて、転勤がない仕事を希望しています。転勤なし(地域限定)の働き方を希望すると、転職は難しくなりますか? 

A.転職自体が難しくなることはありませんが、総合職(全国転勤あり)の求人と比べると、年収などの条件面が大幅に下がる可能性が高いという現実は知っておく必要があります。

面談でリアルな給与幅をお伝えすると、「そこまで下がるなら、今は転勤ありの大手企業を選ぶ」と方針転換される方も少なくありません。「絶対に転勤なし」と最初から決めつけるのではなく、「子供が小さいうちはサポートが必要だから今のエリアで、将来は単身赴任でもOK」など、ご自身のライフプランにおける「勤務地と年収の優先順位(トレードオフ)」を長期的な視点で整理することが大切です。

Q.現在「29歳」です。30歳になる前に急いで転職先を決めたほうが有利ですか? 

A.結論から言うと、29歳も30歳も転職市場での評価は大きく変わりません。 一般的に28歳〜32、3歳くらいまでは同じ土俵で検討されるため、「30歳になる前に急がなきゃ!」と過度に焦る必要はありません。

ただし、「企業の人事制度によって、30代という年齢の区切りが影響するケース」があることには少し注意が必要です。 たとえば、応募先の企業に「30歳が主任やリーダーへ昇格する目安」となるような人事制度の設定がある場合などです。こうした企業を30歳になってから受けるとなると、入社時点から「マネジメント経験」や「リーダーシップ」を問われるようになり、29歳以下で受けるよりも選考のハードルが一段階上がってしまうことがあります。

年齢という数字にとらわれる必要はありませんが、企業ごとの人事制度や、求める役割のフェーズを事前に見極めておくことは大切です。

<参考記事>
キャリアの考え方|キャリアプランの作り方と思いつかないときのヒント

Q.周りの友人が次々と転職や昇進をしていて焦っています。今の会社に大きな不満はないですが、「このままでいいのか」というモヤモヤだけで転職してもいいですか?

A.「周りが活躍しているから自分も」という他者との比較や焦りだけで転職に踏み切ることは、あまりおすすめしません。
そうした焦りを抱えている方に「では、新しい環境でステップアップするために何か自己学習や準備をしていますか?」と伺うと、何もしていないケースがほとんどです。

転職は目的ではなく、あくまで手段です。他人の成功パターンを自分に当てはめようとするのではなく、「自分自身がどんな仕事にやりがいを感じるのか」「覚悟を持ってやり切れるか」という矢印を自分に向ける自己分析から始めてみましょう。

Q.20代後半の平均年収に比べて、自分の今の給与は低い気がします。転職で一気に年収を上げることは可能ですか?

A.原則として、同業種で同じ規模感の企業へ転職する場合、一気に年収が跳ね上がることは稀です。大幅な年収アップを狙うなら、そもそもベース給が高い大手企業や、成果主義で高い報酬を出す企業へ転職する必要があります。

また、20代後半は横並びだった新卒時代とは異なり、個人の評価や実績によって同期と給与の差がハッキリと出始める時期でもあります。目先の年収額だけを追うのではなく、評価制度や将来の上がり幅なども含めて総合的に判断することが大切です。

Q.20代後半から全くの未経験職種に挑戦するのはもう遅いですか?

A.決して遅くはありません。 実際に20代後半で未経験職種への転職を成功させている方はたくさんいらっしゃいます。
企業側から見ても、社会人経験の浅い20代前半(第二新卒)よりも、基礎的なビジネススキルやマナーをすでに身につけている20代後半の方が、かえって安心して採用できるというケースも多いのです。

これまでの経験から「新しい職種でも活かせるポータブルスキル(汎用的な強み)」をしっかりとアピールできれば、未経験への挑戦は十分に可能です。
(※ただし、文系から高度なITエンジニアなど、極端に専門性が異なる場合は事前の学習や相応の覚悟が必要です)

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後悔のない20代後半のキャリアを築くために

20代後半という年代は、これからのキャリア形成において非常に重要な分岐点です。実績とポテンシャルの両面をアピールでき、転職市場で納得のいく勝負ができる絶好のタイミングでもあります。

しかし、「自分にはアピールできる強みがない」「30歳を目前にして焦りがある」と一人で思い悩んでしまうと、判断を誤って妥協した選択をしてしまうリスクがあります。そんな時は、一人で抱え込まずに転職市場のプロである私たちリクパーキャリアにご相談ください。

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▼【転職のお悩み】についてはこちらの記事もご参照ください▼
転職に迷った時の決め方は?判断基準と年代別ポイントをプロが解説
転職しない方がいいケースは?後悔しない判断基準と年代別解説

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監修者
下﨑 和志 (しもざき かずし)

人材エージェント事業部 マネジャー【国家資格 キャリアコンサルタント】

リクルーティング・パートナーズ株式会社 人材エージェント事業部 マネジャー。事業会社人事を経て、結婚・第一子誕生を機に地元福岡へUターン転職。ハイキャリアから次世代リーダーまで幅広い層の転職を支援。【国家資格 キャリアコンサルタント】

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